縦書き・横書きなどは決まっておらず基本的にはお任せというご依頼。
私に発注する時点である程度イメージは定まっているはずなので、
大きな方向性の模索として自らの代表的な型に収めて提案。
初期はカバーアートというよりも題字、文字そのものが曲の顔としてジャケットに...という認識で
背景は制作せず文字と多少の装飾をベタ面に置くようなイメージだった。
「奇奇怪怪」「奇々怪界」と候補があり案ごとに振り分けてある。
A案は1st「は案」の展開。
新たな方向性として背景や文字の処理としてHERMESのスカーフのレファレンスをいただき、
日本古来のテイストと、現代のグローバルな感覚がミックスされたオリエンタルなイメージのB案を制作。
横浜のイラストレーションなどは写真を元に手ブレを活かしたラフ めな
イラストレーションをコラージュするようにレイアウトした。
禍々しすぎないカオスの表現に龍が街にまとわりついているようなバリエーションも展開。



曲がデモからアップデートされ、よりグルービーなサウンドに仕上がっていた。
リリックも遊び心満載でいままで私がイメージする「ゆず」とは異なり
若者・流行り言葉を消費するように繰り返しながら挑戦的な文脈を感じることができる。
その方向性からも2回目の提案でははまらず、初回提案の「ほ案」の雲を発展させ、
よりカオティックかつサイケデリックな提案が望まれた。
イラストレーションは生かしつつ日本画風の和雲で背景や装飾を制作。中華風の雲のフォルムで作字した。
文字のバランスもワープ変形でわざと歪めたものに書き直しを何度か加え、可読性を残しつつアンバランスに。
2回目の提案から一転したが即答で決定をいただき、納品用に全てのパーツを書き直し、線を整え完成した。
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奇々怪界 -KIKIKAIKAI-
artist : ゆず Yuzu
lyrics:岩沢厚治 Koji Iwasawa
compose:岩沢厚治 Koji Iwasawa・GigaTeddyLoid 
artwork:MILTZ
client : SENHA & Co.

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